狭窄症やヘルニアは痛みの原因ではない

『狭窄症・ヘルニア・すべり症・坐骨神経痛と診断された…』
『痛くて座っていられない…』
『腰や脚の痛み、しびれで長く歩けない…』
『痛みやしびれがなかなか治らない…』

このページをご覧になっているあなたは、このような症状を抱えて困っているのではありませんか?

『病院では薬や湿布だけ、治らないなら手術と言われた…』
『整体、接骨院、鍼灸も通ったけど全然良くならない…』
『運動しろと言われてスポーツジムやヨガに行ったらかえって悪化した…』

運動しても、治療を受けてもよくならないどころか悪化してしまう人も増えています。

これはなぜなのでしょうか?

そもそもあなたの痛みやしびれの症状は、本当に狭窄症やヘルニアが原因なのでしょうか?

健康な人にもたくさん見つかる狭窄症とヘルニア

脊柱管狭窄症は、下の図のように、背骨の中にある脊髄神経の通り道である脊柱管が、なんらかの原因により狭くなって(狭窄して)しまい、神経を圧迫する、とされています。

腰椎椎間板ヘルニアは、下の図の右のように、背骨と背骨の間にあるクッション『椎間板』が何らかの原因によってつぶれたり裂けたりして中身が飛び出し、そばにある神経を圧迫する、とされています。

また、ヘルニアや狭窄をおこす原因として腰椎分離すべり症があります。

腰椎分離症は、下の図の左のように腰椎の前方部分である椎体と後方部分の棘突起(椎弓)が離れてしまって起こる症状です。

腰椎すべり症は、腰椎分離症から椎体部分がさらに前方に移動して(すべって)おこる腰椎分離すべり症と、分離はないけれど椎間板が老化などで不安定になっておこる変性すべり症があります。

分離やすべりにより、背骨の中央付近にある脊髄神経の通り道である脊柱管が狭くなったり神経を圧迫したりすると考えられています。

これらのために腰痛や坐骨神経痛、間欠性跛行などの痛みやシビレといった症状が起こる、とされています。

しかし、それは本当なのでしょうか?

下のグラフを見てください。

Boden SD. et al :J Bone Joint Surg Am, 1990

これは健常者、つまり腰や脚に痛みのない人をMRIで検査した時にヘルニアや狭窄などの背骨の異常が見つかった割合です。

狭窄症は50歳以下ではあまりみられず、50歳以上になると増えてきますが、上のグラフで60才以上から狭窄症が増えているように見えるのは年齢の区切りのためです。

これを全体的に平均すると、下の円グラフの様に

『健康であっても65%の人はなんらかの背骨の異常を持っている』

ということになります。

Jensen MC. et ai : N Engl J Med, 1994

もう一度言いますが、これは健常者、つまり腰痛や坐骨神経痛のない健康な人のデータです。

健康で腰や脚に痛みがなくても、多くの人は背骨の異常を持っているということです。

痛みがあってもなくても狭窄やヘルニアは加齢とともに増加します。シワや白髪と同じように単なる老化現象で、誰にでも見られるものです。

だから、

あなたが腰痛や坐骨神経痛で背骨の検査をすれば、異常が見つかるのは当たり前なのです。

逆に、背骨にまったく異常がなくても腰や脚に痛みやしびれが出ることもあります。

背骨に異常がみられても、それで痛む人もいれば痛まない人もいるのであれば、原因として考えるには根拠が薄くないですか?

それゆえに、最近は病院でも『ヘルニアや狭窄があってもそれが痛みの原因かどうかはわからないので様子を見ましょう』というような説明がなされることも増えているようです。

さていかがでしょう?

痛みのない人でも65%の人にヘルニアや狭窄がみられる

ということは、

腰や脚の痛みは背骨の異常が原因ではない可能性が大いにある

ということをご理解いただけたでしょうか?

しかしそれが事実でも、あなたの腰や脚が痛かったりしびれたりしているのは変わらないですよね?

それは他に原因があるからです。

痛みやしびれの真の原因は筋肉の発痛点

痛みやしびれの原因が背骨の変形などではないとしたら、本当の原因はなんでしょうか?

次の画像を見てください。

あなたの痛みやしびれは、これらの画像の赤い範囲に出ているのではありませんか?

これらは、筋肉の発痛点=トリガーポイントによる痛みの典型パターンをあらわした図です。

図の中の×印が発痛点=トリガーポイントの好発部位で、そこから赤い範囲に痛みが出ます。

注目していただきたいのは、×印からかなり遠い部分にまで痛みがあらわれていることです。

例えば最後の図は、小殿筋という股関節の奥の筋肉にトリガーポイントができた場合の図ですが、ふくらはぎまで痛みが出ています。

このような痛みは病院では坐骨神経痛と診断されますが、神経の痛みではなく、筋肉からおこる痛みなのです。

病院でX線やMRIなどの検査をしても、筋肉の状態はみませんので、背骨に異常があればそれが原因とされてしまいます。

しかし先ほど見たように、背骨の異常はシワや白髪のように誰にでも見られるものですから、本当の原因ではありません。

本当の原因は、筋肉の発痛点=トリガーポイントなのです。

トリガーポイントを治す方法はたくさんある

トリガーポイントは、筋肉の過緊張で生じるしこり状の発痛点です。

筋肉の過緊張というのは、いわゆる筋肉のコリや張りのことですが、トリガーポイントが生じるというのはかなりひどくこったり張ったりしている状態です。

くわしくは【トリガーポイントとは?】ページをご覧いただきたいのですが、

トリガーポイントが原因であるならば、治す方法は以下のようにたくさんあります。

湿布

マッサージ

鍼治療

ストレッチ

トレーニング

有酸素運動

温浴・温熱療法

通常はこれらの手段を複数組み合わせて治療をすすめていきます。それによって手術などをしなくても痛みやしびれは十分に良くなります。

当四谷さくら治療院/腰痛トレーニング研究所では、

1.背骨の異常は腰痛や坐骨神経痛の原因ではなく
2.腰痛や坐骨神経痛の真の原因は筋肉の発痛点=トリガーポイントである

という観点から、施術や体操で腰痛や坐骨神経痛を治す治療をおこなっています。

脊柱管狭窄症などでなかなか痛みが治らないとお悩みでしたら、ぜひ当院にご相談ください。

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